過払い金請求に必要な費用

過払い金請求の基礎知識

過去に消費者金融などで借入をした経験のある人で、過払い金の返還請求を検討している人も少なからずいるでしょう。しかし、過払い金を取り戻すために

・何をしたら良いのか
・どれぐらい時間がかかるか
・費用はいったいどれぐらいかかるのか

など、詳細が分からずに動き出せない人も多いはずです。そんな時、弁護士に頼めば早い事は分かっているのですが、弁護士=高いと考えている人が多く、不安な人もいるかもしれません。

確かに、あまりお世話になる事がないところなので、費用や仕組が分かりにくいのは否めません。しかし、実際のところそこまで大きな金額が発生するわけではないので安心して下さい。

弁護士費用と言っても、相談料、着手金、報酬金、手数料、実費などといった様々な種類があります。そこで、過払い金返還請求を依頼する時にかかる主な費用として「着手金」「解決報奨金」「過払い報酬」の3つが重要になってきますので、以下、説明していきます。

着手金とは、相場は

着手金とは、最初に支払う手数料の事です。これは、過払い金の返還が成功してもしなくても支払う報酬のことで、万が一、過払い金の返還請求が却下されてしまっても返還されません。

依頼する側としては、まだ弁護士が何も仕事をしていないのに支払う事になるので、疑問に思う人も多いかもしれませんが、報酬金をもらうまでの間、場合によっては数年かかってしまうこともあるので、弁護士によっては着手金を求めるところも多いです。

この着手金ですが、相談しただけで発生するわけではありません。多くの弁護士事務所の場合、相談料は無料としているところが多いです。着手金は、正式な申込の後にかかる費用なので、相談したからといって支払う必要はありません。

では、この着手金の相場ですが、具体的なルールがなく弁護士によって様々な金額設定がされています。例えば、着手金0円というところがあるのですが、このような会社の場合、終了後に報酬金と着手金を一緒に支払う事になりますので、最後に請求される形になります。

また、着手金の設定額を低めにして、過払い金が戻ってきた後に報酬金を多めに設定しているところもあります。相場としては、1社につき1~2万円で着手金を設定しているところが多いです。ですので、もし過払い金の返還請求を2社するのであれば、2~4万円が相場になります。

また、弁護士事務所によっては、無料で過払い金額の計算を行ってくれるところもあるので、どのくらい戻ってくるのか一度見てもらうと良いです。

解決報奨金とは、相場は

報奨金には上限金額が決められており、成功の程度によって支払う報酬の事を指します。これは、着手金とは別で必要になります。

その中の解決報奨金とは、過払い金の返還に成功した場合支払う費用の事です。解決報奨金の事を成功報酬と呼ぶ場合もありますが、どちらも同じ意味で捉えられています。成功報酬なので、過払い金が返還された時のみ発生します。

相場ですが、消費者金融1社にあたり、2万円以下と決まっています。ですので、多くの弁護士事務所では解決報奨金を2万円に設定しているところが多いです。1社で2万円なので、2社お願いすると4万円になります。

過払い報酬とは、相場は

過払い報酬とは、実際に取り戻せた過払い金額をもとに算定する報酬金のことです。これを成功報酬と呼ぶ会社もあります。相場は、訴訟などが起きなかった場合、実際に取り戻された過払い金額の20%と言われており、訴訟が起きてしまうとさらに5%アップして25%になります。

例えば、過払い金が100万円戻ってくる事になったとします。もし、訴訟を起こさずに100万円返還された場合は20万円を過払い報酬として弁護士事務所に支払う事になります。しかし、訴訟が起きてしまった場合は25万円報酬を支払わなければいけません。

ですので、このほかに、着手金2万円、解決報奨金2万円が掛かったとすると全部で24万円、もしくは29万円を弁護士に支払う事になります。その他にも消費税や実費などが掛かってくるので実際にはもう少しお金が必要になるでしょう。

また、過払い金の報酬モデルは日弁連の「債務整理事件処理の規律を定める規程」によって決定されています。例えば、解決報酬金は消費者金融1社につき2万円以下、過払金報酬金は訴訟がない場合は、回収額の20%以下、訴訟がある場合は回収額の25%以下と決められています。

これを超えて請求される事は違法になりますので、もし、弁護士に依頼する場合は気を付けておくと良いでしょう。さらに、先ほど実費と書きましたが印刷代などといった事務手数料が掛かってくるケースもあります。

ホームページなどに記載されてない事も多いので、依頼する時はその他に何のお金が掛かるのか問い合わせておくと安心です。

以上、過払い金請求の費用についてお話してきました。これを参考にして、過払い金の返還請求を考えている人は試算してみると良いです。その他、掛かってくる費用もあるので実際にはもう少し掛かるかもしれませんが、概算は出せますのである程度、心の準備ができるはずです。是非、諦めないで、過払い金を取り戻しましょう。

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