50万円を貸した友人が実はプロの詐欺師だった?!

借金体験談

ポケットにお金を入れる男

38歳 男性 通信事業会社勤務 関東在住 。
昨年の夏、知人に50万円貸しました。

いきなり150万円貸してほしいと言われ困惑

当然、貸すときには「本当に返ってくるのかな?」という疑念があります。先方がどんなに良いことを言おうが話半分以下に解釈せざるを得ません。大体、お金に困っている人間が50万円もちゃんと返せるのかというと怪しい限りです。

先方が求めてきたのは当初150万円でした。個人から150万円も引っ張り出せると考える神経もよく分かりません。結果的に50万円の貸し付けに話が収まったのは、仮に帰ってこなくても私としてギリギリ許せる金額が50万円だったからです。150 万円は完全に許容オーバーです。

トラブルになった際に必要な証拠

さて、お金の貸し借りでトラブルになった場合、裁判ということも考えなければなりません。その時に貸し手側の武器になるのが「借用書」であったり「金銭消費貸借契約書」というものです。

武器の意味は証拠になるということです。「貸したお金が返ってこない」という内容で裁判を開いたときに一番最初に論点として持ち上がるのが「本当にそんな貸借関係が存在するの?」というところです。

貸し手としてはまずこの関門を突破しなければなりません。もし全てのやり取りを口頭のみで行っていた場合、証拠がありません。その時に発した言葉はもう空に消えてしまっています。録音でもしておけばその限りではありませんが、中々そんなことをやっている人はいないでしょう。

先に挙げた2種の書類、これは証拠として必要なのです。が、私はこれを取らずに貸しました。ちょっと失敗です。

ちょっと、と書いたのは本当に微々たる失敗だからです。こんなもの無くても問題ありません。なぜなら「貸してほしい」、「うん、いいよ」というやり取りは口頭でしたが、その後の全てのやり取りはSNSで行っています。よって、しっかりと文字情報として残っているのです。さらに貸付行為は銀行振込の形で行っていますので、振込明細が存在するのです。振込口座は先方がSNS上で指定してきています。そして、その指定口座名と振り込み明細に記載している口座名の一致も確認することが出来ます。

弁護士に確認したところ上記だけで証拠としては十分、裁判には勝てるとお墨付きをもらいました。

返済が滞り、ついに弁護士に相談

さて、ここで弁護士が登場しました。となればもう言うまでもありません。トラブルに発展したのです。

元々、返済計画についてはカッチリとは決めていませんでした。「年明けから月々ちょっとずつ返しながら、大きな収入があればボンッと返す」程度のふんわりした内容です。

それでも貸した時にはこうも言っていました。「年内にまず10万円返す」と。さらにこんなことも「2月から落ち着きそうだから2月か3月から月々3万円ずつ返す」と。

それが暫くすると「ごめん、訳あって年内の10万円無理だ」、「5月から返済スタートにして」となりました。そして、この記事を書いているのは、その5月末ですが、つい先日「無い袖は振れない」と言われました。

他にも細かいことで反故にされたことがありましたので、はい、仏の顔も三度までは使い切って4度目です。ということで弁護士に連絡を取った次第であります。弁護士ドットコムで探しました。

先述のとおり裁判を起こせば勝てそうです。勝率はほぼ100%が見込めます。が、弁護士はやめておいた方がいいと言いました。裁判に勝ってもお金は返ってこないだろう、というのです。先程、借り手が言っていた「無い袖は振れない」が効いてきます。私が裁判に勝っても借り手にお金がないと言い張れば裁判所もそれ以上は何もしてくれないのです。

口座の差し押さえという手もありますが、それについて弁護士の見解は「たぶんコイツ資産の隠し方知ってますよ」ということでした。つまり口座を差し押さえても、その中身がスッカラカンでは意味がないということです。

弁護士には前もって証拠となるSNSのタイムラインを画面コピーして提出してありました。それを読んだ感想をいただきました。「コイツはプロの詐欺師ですね」。上手いんだそうです。借り手は今は無理でも必ず返すと繰り返しています。返さない素振りは微塵も見せません。トンズラする気配もありません。こうなると詐欺の立件も出来ないのです。そりゃ資産隠しぐらいお茶の子さいさいです。

どうやらダメそうです。まあ、あくまで弁護士の見解に過ぎないので、ひょっとしたら返ってくるかもしれません。ちょいちょい催促してやるとします。でもまあ基本的に諦めモードですね。50万円は痛いですが死ぬほどではありません。そんなことより、あんな奴にかかわる時間が惜しいのです。

借金体験談


    PAGE TOP