50歳でリストラされた友人にあげたつもりで貸した300万円

借金体験談

落ち込むサラリーマン

私自身は、58歳男性、会社員、東京都在住です。
古くからの友人(高校時代の同級生)の男性に、300万円貨しました。

高校の同級生が50歳でリストラに

友人は、自分と同じ年齢で会社勤めをしていましたが、50歳でリストラにあいました。
会社側の理由としては、「会社の景気が傾いているから」という事でした。
退職金はもらった様ですが、それでもその後、年金を受け取り始めるまでには使いきってしまう程度の金額です。
友人が勤めていた会社は、それなりに大企業で、知名度も高いのです。 一流企業ですので、収入も多かったと思います。
ですので、それまでは家計の不安もほとんどなく、子供も十分育てる事ができていました。
それから、その友人は妻子があり、生活費を稼がなくてはならないので、アルバイトなどをしていたようです。

「中高年フリーター」とよく話題になっていますが、他人事ではありません。
その友人は、50代で、倉庫の段ボール整理のアルバイトをして、家計を支えていました。
友人の奥さんも、パートタイマーに出て、月に10万円ほどは稼いでいたようです。
ただ、その友人には、子供が3人おり、一番上の子供は社会人として独立しましたが、まだ大学生と中学生の子供がいます。
特に大学生は、仕送りもかかり、学費もかかるので、非常に大変です。
友人のアルバイトと奥さんのパートの収入だけでは、一家が生活して行くには難しかったようです。

窮地に追い込まれて訪ねてきた

一度は、奥さんとも大喧嘩をして、離婚の危機もあったとの事です。
もちろん、貯金も十分持っていたのですが、リストラにあうとは考えていなかったので、大学生の学費として使うのが精いっぱいだそうです。
大学生の息子も大学を退学するかどうか等、一家が完全に混乱に陥ってしまったようでした。

そのこじれた状況で、友人は私のところへ来ました。
「いよいよ悩んでしまった」
という意味合いの事を友人は言いました。
そして私は、上のような家庭状況の話を聞いて、当時引き出せる限界だった300万円を友人に貸しました。

私は、お金を貸した時点で、「友人に300万円をあげた」と考えようと思っていました。
私自身も、妻子もおり、生活を維持しなくてはいけません。 決して余裕な立場でもありませんでした。
ただ、うちの子供は一人っ子で、すでに独立しています。
私は、うちの妻とも相談し、その友人の男性の家庭をまず何とか助けてあげるべきだという結論になりました。

子どもも独立し、現在は分割返済を実行

お金を貸した時、「借金は利子と合わせて、1年後に返す。本当に申し訳ない」と友人は言って、お金を借りて帰りました。
私共も、「可能であったら、返しに来て」と言い、分割で返してくれても良いと言いました。
ただ、当時の友人の状態から見て、おそらく親類じゅうに借金をして、もう誰も貨してくれる人がいないので私のところに来たのだと思います。

その後、一年目に、友人は顔を出しました。
ただ、「やはり返せるお金が準備できない」という事で、泣きそうに謝罪しました。
私はまずは、その友人の「子供を育て上げて、独立させてやる事が最優先だ」とアドバイスしました。
「お金を我々に返すのはその後で良いから、とにかく、家庭だけは崩壊させないでほしい」と伝えました。 旧友の家庭が不幸になるのは、自分も見るに耐えなかったのです。

友人は現在、妻と二人で生活しています。 友人の子供はようやく、皆独立して社会人になったと言います。
私が貸した300万円は、分割で毎月返済してくれています。
今考えても、当時友人を助けたのは良い事をしたと思っています。

 

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